京都市伏見区 猪飼功示・照代さん
平成20年4月移住 現在富良野市麓郷に住んでいる。

 3年前に北海道旅行を経験し、そのときの富良野のスケールの大きさに感動。京都ではサラリーマン生活をしており、ちょうど管理職の声がかかっていたが、地位も名誉も部下も捨て「すべて自分の力を試そう」と夫婦で移住を決断。
 富良野に来て1年。とにかく毎日の生活が飽きないと新鮮な日々を送っている。人の紹介で大工・左官・農家・飲食店などで働き、富良野の人は親や兄弟以上に親切にしてくれるとのこと。ここで暮らすためには「人のつながりを大切にし、人を裏切らないこと。すべての知り合う人が先生である。受身であっては何もはじまらないし、生きてはいけない」と語る。
 さらに「田舎暮らし」という言葉に疑問。「田舎の人は誰ものんびり暮らしているわけではなく、気候風土、仕事、生活の厳しさに絶えながら頑張っている」ことを実感したという。

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「すべて自分の力をためそう」